盛岡市動物公園・ZOOMOは建設を計画している新しい動物病院について、「動物の処置の様子を常に公開する全国でも例のない施設」にする方針を明らかにしました。

　盛岡市動物公園ZOOMO 松原ゆき獣医師
　「これ、崩れちゃってるんですよね。こんな感じであったはずなんですよ、ブロックが。こんなところで動物がけがしちゃったりとか、あとは下手したら逃げちゃったりっていうリスクがあるので」

築35年。盛岡市動物公園、ZOOMOの現在の動物病院です。

手術室には、新しい医療器具もありますが、中には決して衛生的とはいえないものも…。

このため、ZOOMOは新しい動物病院の建設を計画し、施設の目指す姿を明らかにしました。

新しい病院はガラス張りで、動物の処置の様子を来園者に常に公開する予定です。ZOOMOによりますと、完成すれば全国でも例のない病院になるということです。

　記者会見
　「年老いて病気して死ぬ姿が、やっぱりそれが人間で言ったら人生ですし、動物で言ったらその子の一生なので、ありのままの姿をやっぱり見ていただきたい」

盛岡市は、1億1000万円の建設費用について予算の確保が難しいため、「ふるさと納税」による寄付で全額を賄いたい考えです。これまでにおよそ2000万円が寄せられたということです。