ヒズボラが停戦合意後初の攻撃 イスラエルも報復…予断許さず
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは2日、停戦合意後初めて、イスラエルとレバノンの国境にあるイスラエル軍の拠点を攻撃したと発表しました。
ヒズボラは2日、「イスラエル側が度重なる合意違反を犯している」とした上で、イスラエルとレバノンの国境にあるイスラエル軍の拠点を攻撃したと発表しました。ヒズボラによる攻撃は停戦合意後初めてで、「警告的な防衛対応だ」としています。
イスラエル軍は、迫撃砲2発が空き地に着弾したものの被害はなかったと発表した後、「攻撃への対応」としてレバノンにあるヒズボラの拠点などを標的に空爆を行ったことを明らかにしました。
停戦合意後、イスラエルとヒズボラが合意違反だと互いに非難し合っていて、停戦が続くかどうか予断を許さない状況です。
こうした中、イスラム組織ハマスは2日、パレスチナ自治区ガザ地区で拘束している人質のうち33人が死亡し、複数人が行方不明になっているとする声明を発表しました。声明では、さらに「侵略を続けることで人質の死者が増える」などとしていて、停滞が続いている人質解放を伴う停戦交渉をめぐって、イスラエル側をけん制しています。