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【国内初の挑戦】アフリカゾウ「マオ」人工授精に向けて採血 岩手・盛岡市動物公園ZOOMO

2024年7月2日 19:12
【国内初の挑戦】アフリカゾウ「マオ」人工授精に向けて採血 岩手・盛岡市動物公園ZOOMO

 国内では初めての挑戦に注目が集まっています。岩手県の盛岡市動物公園、ZOOMOは2日、アフリカゾウ「マオ」の人工授精に向けてゾウが発情しているかどうかを確かめるため、血液の検査をしました。

 盛岡市動物公園ZOOMOが飼育しているメスのアフリカゾウ、「マオ」。現在22才で、子宮の病気のリスクが高まる前までの妊娠を目指しています。

 ZOOMOは、2006年から「マオ」を飼育し、繁殖に取り組んできましたが、妊娠には至りませんでした。

 このため、人工授精を目指すことになったもので、難産のリスクを減らすため、「マオ」にダイエットをさせたほか去年、ゾウの人工授精の第一人者であるドイツの技術者と契約するなどして準備を進めてきました。

 ゾウは、排卵をして妊娠ができる「発情期」が、1年に3回ほどしかありません。2日はその発情が訪れているかどうかを確かめるため、獣医が「マオ」の耳から血を取って検査しました。その結果、

丸山孝作さん
「血中ホルモンの測定をして発情が来ているかどうかの確認をしたのですが、その反応が無かったので」「あすの午前中の人工授精の実施はなくなったということです」

 3日は、ドイツの技術者がZOOMOに到着する予定です。午前中に2日と同じ検査をして、発情していれば国内にいるゾウとしては初めてとなる人工授精の施術を行うということです。

    テレビ岩手のニュース