【山林火災】大船渡・綾里小が再開 19日ぶり 校舎に子ども達の元気な姿 岩手県
山林火災で大きな被害を受けた岩手県大船渡市三陸町の綾里地区で、休校していた小学校が17日、再開しました。
学校の再開は19日ぶり。
校舎に子どもたちの元気な姿が戻りました。
児童
「おはようございます」
大船渡市三陸町綾里の綾里小学校。
欠席した児童を除く1年生から6年生、あわせて65人が17日朝、元気に登校しました。
渡辺信子 校長
「まずは一番はホッとしています。子どもたちが元気で学校に来てくれたということが、一番うれしいです」
2月26日に発生した山林火災。
火の手は学校のすぐ近くまで迫りました。
延焼が拡大し、その日のうちに綾里地区の全域に避難指示が発表。
全校児童69人が避難生活を余儀なくされ、自宅が被災した児童もいました。
27日から休校となり、消防の拠点になった学校。
校庭にはたくさんの消防車が集まりました。
それでも、子どもたちの学びを確保しようと、避難所になっていた越喜来小学校などで学習会が開かれたほか、3月10日からは赤崎小学校の教室を間借りして授業が行われてきました。
19日ぶりとなる待望の学校再開。
17日は児童が18日の修了式を前に体育館でリハーサルに臨み、修了証書を受け取ったり、校歌を歌ったりしていました。
(校歌の練習)
最後に渡辺信子校長は…
渡辺信子 校長
「みんなが学校に来られない間に、大船渡市内、岩手県内、全国の方がみんなに頑張ってねという気持ちのこもった色々なもの(支援物資)が届いています」(J)「みんなが頑張ってほしいという思いが込められたものなので、ぜひ大切に使ってほしいなと思います」
山林火災の発生から19日で3週間。
子どもたちの日常も少しずつ戻り始めています。