【スプレー缶】ガス抜き作業中に引火 女性1人が病院搬送
5日午前、滝沢市内の農業資材を扱う店舗の事務所で、スプレー缶などのガス抜き作業中に引火し、従業員の女性がやけどを負いました。
5日午前9時半ごろ、滝沢市大釜土井尻にある農薬や肥料などの農業資材を扱う店舗の事務所で「ガス爆発が起きた」と消防に通報がありました。
当時、事務所では従業員の女性がひとりで殺虫剤などのスプレー缶からガスを抜く作業をしていました。女性は顔や両腕にやけどを負って病院に運ばれましたが、意識はあり、会話が可能で命に別条はないということです。
警察と消防は、ガスが近くにあった火元に移って燃え広がったとみて、火事の詳しい原因を調べています。
これは、ガスボンベによる事故をテストした映像です。火元から離れたシンクで缶に穴をあけると、ガスが流れ出て引火し、一気に炎が立ち上がりました。
盛岡市消防本部によりますと、ガスボンベやスプレー缶に関連する火事は、過去5年間で11件発生していて、暖房器具を使う冬の時期に増えています。
スプレー缶を捨てる際、「穴を開けるか、開けないか」は、自治体によって対応が分かれていますが、いずれの場合も、「捨てる際には、ガスが残っていないことを必ず確認する」「穴をあける際は、火の気のない風通しの良い屋外でする」よう消防が注意を呼びかけています。