岩手山噴火対応訓練 安全確保の手順確認 東北道サービスエリアで初の実施
高速道路のサービスエリアで22日、岩手山の噴火に対応する訓練が行われました。
記者「岩手山サービスエリアです。もしも岩手山が噴火した場合最大でこの付近は30センチ以上の灰が降り積もるだろうと予想されています。高速道路で被災した際、みなさんは、どうしますか?」
この訓練は、岩手山の「噴火警戒レベル」が2に引き上げられたことを受けて初めて企画され、警察とネクスコ東日本の職員あわせておよそ40人が参加しました。
岩手山が噴火して、火口からおよそ8キロ離れた東北自動車道の岩手山サービスエリアで車が立ち往生し、高齢者は身動きが取れなくなったという想定です。
警察は火山灰を吸い込まないよう、車のエンジン停止を呼びかけたほか、外にいる人たちにゴーグルやヘルメットを貸してバスで避難させました。
県警高速道路交通警察隊 西根分駐隊 浅野渉隊長
「高速道路上で岩手山の噴火に遭遇したならば、可能な限り火口から離れるというところと、安全が確保できる場所に速やかに避難していただくと」
参加者は、迅速な安全確保の手順をしっかり確認できたようでした。