平成以降、国内最大規模になる見込みの岩手大船渡市の山林火災は4日目の1日、避難指示の対象が4500人を超えました。

　ＮＮＮ取材団 森永航介記者
「大船渡市の末崎町に来ています。きょうは風が強く、白い煙が流されているのがわかります。さらに、ここからも、火が住宅に迫っているのが確認できます。

　ヘリコプターからリポート
「山のいたるところから白い煙が上がっている様子が確認できます」

　岩手県によりますと、焼失面積は1日午前6時現在でおよそ1400ヘクタールに拡大。

　1日朝には上甫嶺など3つ地区に新たに避難指示が出され、対象は4596人になりました。

　新たに避難した家族は…

　上甫嶺地区から避難した家族
「朝ごはんも食べないで来た」

　こちらの避難所ではカレーがふるまわれました。

避難している人
「とにかく早くこれ終わらせたいと思っているんですが、自然に任せるほかないです」

　この火災の発生から初めての週末。空気が乾燥し火が燃え広がりやすい状況がづづく中で、早期の収束を願う市民の間に不安が広がっています。