伝統の毛越寺「二十日夜祭」 一年の五穀豊穣と無病息災を祈願 岩手県平泉町
岩手県平泉町の毛越寺で20日、ことし一年の五穀豊穣と無病息災を祈願する伝統の二十日夜祭(はつかやさい)が行われました。
二十日夜祭は、毛越寺の常行堂に農作物の神としてまつられている摩多羅神の祭礼が終了するのを祝うもので、毎年1月20日に行われています。
20日は境内で厄年を迎えた下帯姿の男たちが気勢を上げながら松明を振り、常行堂を目指して練り歩きました。
そして、男たちが常行堂に着くとまもなく縁起物の蘇民袋の争奪戦が始まりました。
激しい争奪戦の結果、奥州市衣川出身の三浦康之さんがことしの取り主となりました。
(延年の舞)
最後には国の重要無形民俗文化財、延年の舞が奉納され、訪れた人は幽玄の世界に浸っていました。
最終更新日:2025年1月21日 12:08