ネットの危険性をITママが発信 闇バイトの見分け方
特集は、中高生や学生など若い世代の方に気をつけてほしい話題です。
闇バイトに端を発した強盗や殺人事件などが関東を中心に相次いで発生しています。
こうした中、母親の立場から若い世代が闇バイトに関わらないよう呼びかけている女性がいます。女性は、「闇バイトが身近にあることを知ってほしい」と訴えています。
宮崎市でIT子育てナビゲーターとして活動している中島晴美さん。
3人の子供を育てるお母さんでもあります。
中島さんは、小学生や中高生がSNSなどを使う時に気を付けてほしいことを自身のブログなどで発信していて、今年の夏にはSNSの正しい使い方を親子で学べる講座を開きました。
(IT子育てナビゲーター 中島晴美さん)
「闇バイトが昨年ぐらいから話題になってきたと思うが、宮崎でも闇バイト事件が起きていましたので、起きていたけれど知らない人も多いと思うのですが、闇バイト事件が身近にあることを知ってほしくて発信しています」
中島さんがこの活動を始めたきっかけは、中国でおよそ10年間、IT関連の企業で働いていた時に目にした「ネットの危険性」でした。
(IT子育てナビゲーター 中島晴美さん)
「(働いていたのは)ネット通販やSNS関連の会社でしたが、その時に知らないとだまされてしまう、危ないことが多いことを実感していて、AIが出てきたこともあって、ネット犯罪が巧妙化している」
犯罪であることを隠して募集している「闇バイト」。
では、こうした闇バイトに巻き込まれないためにはどうすればよいのか?
中島さんは、子供たちが闇バイトなどに巻き込まれないためには、周りの大人が関心をもって対応することが大切だと話します。
(IT子育てナビゲーター 中島晴美さん)
「闇バイトは犯罪。犯罪をイメージできないと、子供たちは理解しづらいところがあると思います」
「一緒に親子で学んで、関心をもって家庭で話せる環境にしておくと、子供たちがネットトラブルにあわずに(ITを)うまく活用していける方向になっていくと思います」