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スーパー駐車場での赤ちゃん死亡事故 73歳の被告の初公判

2024年9月18日 20:10
スーパー駐車場での赤ちゃん死亡事故 73歳の被告の初公判
テレビ宮崎

去年11月、宮崎市のスーパーの駐車場で生後9カ月の赤ちゃんがはねられ、死亡した事故の裁判で18日、宮崎地裁で、過失運転致死傷などの罪に問われている男の初公判が開かれ、男は事故の責任を認めた一方、車検切れの車を運転したことなどについては無罪を主張しました。

起訴されているのは、宮崎市の無職・黒木正人被告73歳です。
起訴状などによりますと、黒木被告は去年11月、宮崎市のスーパーの駐車場で車検切れ・自賠責保険に入っていない乗用車を運転し、安全確認を十分に行わずに車をバックさせ、駐車場を歩いていた母親をはね、母親が抱きかかえていた生後9カ月の赤ちゃんを死亡させた過失運転致死傷や道路運送車両法違反などの罪に問われています。

初公判で、黒木被告側は、親子をはねて死傷させたことを認めた一方、乗用車は金を貸す担保として知人から譲り受けたもので、車検証や自賠責保険を確認しておらず、故意ではなかったとして車検切れなどについては無罪を主張しました。

検察側は亡くなった赤ちゃんの父親の陳述書を代読し、「あまりにも理不尽な別れを今でも受け入れられません」「法律上許される限りの厳しい処罰を望みます」などと遺族の感情を述べました。

次の裁判は来月15日に開かれる予定です。

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