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酒田海上保安部の巡視船、酒田沖での射撃訓練中に機関砲の部品を海中に落とす

2024年10月8日 21:06
酒田海上保安部の巡視船、酒田沖での射撃訓練中に機関砲の部品を海中に落とす
提供酒田海保・つるぎ(同型)機関砲写真

酒田海上保安部の巡視船「つるぎ」が8日、酒田沖での射撃訓練中に機関砲の部品を海中に落とす事故が発生しました。
部品そのものに危険性はありませんが、射撃が出来ない状態だということです。

酒田海上保安部によりますと8日午前11時45分ごろ、巡視船「つるぎ」が、酒田港の西およそ34キロメートルの海上で、
搭載している20ミリ機関砲の射撃訓練を行っていました。
その訓練中、6本ある砲身を先端で束ねている「砲口クランプ」と呼ばれる部品が外れ、海の中に沈んでしまったということです。
砲口クランプは、砲身を通す6つの穴が開いた円盤状の金属製の板を2枚繋いだもので、
紛失した部品そのものに危険性はありませんが、外れた状態では正確な射撃が出来ないため、訓練は中止されました。
今月1日に実施された砲口クランプの点検では、傷や緩みなどは確認されず、問題はなかったということで、
砲身から外れた原因は分かっていません。
また、修理に必要な日数も不明で、砲口クランプが外れたままの状態の間、巡視船「つるぎ」は、射撃を行うことが出来ないということです。

最終更新日:2024年10月9日 9:51
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