東北新幹線の「はやぶさ」と「こまち」の連結が走行中に外れたトラブルの影響で山形新幹線つばさは7日から一部を除き東京ー福島間で区間運休しています。東京方面との移動は乗り換えが必要で、JR山形駅は駅員に問い合わせる乗客らの姿が見られました。

JR東日本によりますと6日午前11時半ごろ東北新幹線の「はやぶさ」と「こまち」が上野ー大宮間で走行中に車両の連結が外れるトラブルが発生しました。

小坂憲央アナウンサー「こちらJR山形駅の改札前です。東京方面へ山形新幹線を利用して 移動する客に対し福島駅での乗り換えを案内しています」

この影響で山形新幹線つばさは7日、東北新幹線と連結せずに単独運転する上下合わせて2本を除き東京ー福島間で区間運休し、福島ー新庄間で折り返し運転が行われています。JR山形駅では利用客が窓口でチケットの払い戻しなどの手続きを行う姿がみられました。

群馬に向かう人「まず福島までの新幹線に乗る。そこで探そうと思う。前回の連結トラブルの時も仙台から東京に行く予定と重なってしまってタイミングが悪いみたい」

こちらの男性は6日、東京駅から山形に新幹線で帰る予定でしたが、連結トラブルの影響で在来線や新幹線を乗り継ぐなどして自宅にたどり着いたということです。

男性「大宮まで行けば新幹線が出るという話だったので、行ってみたら新幹線全然出てなくて、（普段は3時間ぐらい？）7時間かかった」

山形駅から山形新幹線で東京方面に向かう場合は福島駅で東北新幹線などへの乗り換えが必要になります。
指定席を利用するには新たに指定席券の購入が必要です。東北新幹線は7日、混雑が予想されるため、臨時便をあわせて5本を出して対応しましたが指定席はグリーン車も含めて終日ほぼ満席となっています。
山形新幹線は連結運転する列車が9日まで東京ー福島間で区間運休します。JRはトラブルの原因究明と対策が完了するまでの当面の間、新幹線の連結運転をすべて取りやめる方針です。