山形新聞・山形放送が「平和」「繁栄」「進歩」の各分野で貢献した県内の個人・団体をたたえる「山新3P賞」のことしの受賞者が決まりました。

「平和賞」は庄内町の「NPO法人家根合生態系保全活動センター」に決まりました。地区住民らが2003年に設立したこの団体は田んぼを使った絶滅危惧種のメダカの保全活動を続けるほか、地元小学生を対象にした農業体験学習などを行っています。

「繁栄賞」は高畠町の「高畠ワイナリー」に決まりました。去年（2024年）、2つの世界的ワインコンクールで金賞に輝く快挙をとげました。毎年春と秋にはワイナリーを開放した収穫祭を行い、県内外から多くの人が訪れる町の一大イベントとなっています。

「進歩賞」は山形市の「山形大学医学部東日本重粒子センター」に決まりました。どの角度からでも重粒子を照射できる「回転ガントリー」を備え先端の技術で多くの患者を救ってきました。また、国内外から患者が訪れることが見込まれ医療ツーリズムの拠点としての役割も期待されています。受賞者にはブロンズ像と副賞100万円が贈られます。