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世界的なワインコンクールで金賞に輝いたワイン 山形の高畠ワイナリーが目指すもの

2025年1月8日 17:12
世界的なワインコンクールで金賞に輝いたワイン 山形の高畠ワイナリーが目指すもの

山形新聞・山形放送が輝かしい功績をあげた個人や団体をたたえる「山新3P賞」。2回目は「繁栄賞」に輝いたブドウが特産品の高畠町でワイン製造に取り組む「高畠ワイナリー」です。

高畠町糠野目にある高畠ワイナリーです。およそ60軒の契約農家とともに高畠産ブドウを使用した高品質なワイン造りに取り組んでいます。ワイナリーでは自社で製造したワインのほか、特製ぶどうジュースの販売・試飲ができ、お酒の飲めない子どもや運転手でも高畠産ブドウの味を堪能することができます。

長井市から「ワインが好きなのでみんなで買いに来たりする。おいしいワインも試飲できるしジュースも試飲できるのでぜひ来てもらえれば」

神奈川県から「来るのは3回目。おいしいと思う。日本のワインはちょっとと思っていたがすごくおいしい」

高畠ワイナリー高橋和浩社長「使用しているブドウの95%が県産ブドウ。そのうちのほぼ100%で高畠町産ブドウを使いワインを製造している。ヨーロッパ系のワイン専用品種に特化し白ワインならシャルドネ赤ワインではメルローを使い世界基準のワインづくりを目指している」

高畠ワイナリーの設立は今から35年前の1990年。置賜地域初の観光ワイナリーとしてオープンしました。

高畠ワイナリー高橋和浩社長「観光ワイナリーを立ち上げたいという構想があり当時の人たちが東日本を中心に探した。 高畠町の積極的な誘致やブドウ産地ということから将来的には高畠町産ブドウを使ったワイン造りをしようと設立された」

ワイナリーでは、醸造室の見学や、たるに貯蔵されたワインを見学することができます。また、毎年、春と夏にはイベントも開催しています。ワインの試飲会のほか、ブドウの収穫を体験することができ、毎年、県内外の愛好家たちが訪れています。

高畠ワイナリー高橋和浩社長「毎回来ている人も多くその人が友達を連れてくる場合もある。我々にとってワイナリーは仕事場であり日常。お客様にとっては非日常空間だと思う。そういったものをいかに楽しんでいただくかワインを通じて今後も続けていきたい」

去年は、県内初とみられる2つの世界的ワインコンクール「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」と「インターナショナル・ワイン・スピリッツ・コンペティション」の金賞を同時受賞。高畠のブドウ、そして高畠産ワインの品質の高さを世界に示しました。

高畠ワイナリー高橋和浩社長「ブドウを作りワインを作り続けることは地域とともに生きていくということ。高畠ワイナリーのブランド力向上は高畠町のブランド力を上げることに繋がる。高畠町を通じて山形県を知ってもらえるようなブランド育成と商品づくりをしていきたい」

高畠町から世界へ。高畠ワイナリーはこれからも、高品質なワイン造りを続けていきます。

最終更新日:2025年1月8日 20:11
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