香り高い出来に 山形・鶴岡市のワイナリーで新酒ワイン味わうイベント 東京からの参加者も
山形県鶴岡市のワイナリーで3日、新酒ワインを味わうイベントが開かれました。今年のブドウは例年通りの品質で、香り高いワインに仕上がったということです。
「ヌーボーに乾杯」
鶴岡市の「エルサンワイナリー松ケ岡」で3日、ヌーボーと呼ばれることし収穫したブドウで醸造した新酒ワインの販売が始まりました。
販売が始まったのは「ピノ・ノワール」というブドウの品種を使った赤ワインと「ゲヴェルツトラミネール」を使った白ワインです。
販売初日は、店舗のオープンとほぼ同時に客が訪れ、ワインを買い求めていました。
購入した人「去年も来て、きょうも楽しみに来ました」
ワイナリーによりますと、ことしは高温や大雨など環境の変化に対応するため、栽培するブドウを例年の7割程度に抑え、栄養を行き渡らせたことで良質な実を収穫できたということです。
エルサンワイナリー松ケ岡・川島旭さん「8月が意外と雨が少なく乾いた日が続いたので、一番完熟する時期に恵まれてことしもいいブドウを取ることができた。ワインは生産者が作ってくれたブドウで9割決まる。ことしも良いワインができたのも畑のスタッフたちの足跡。すごく感謝しながらワインを発表したい」
新酒を味わうイベントも開かれ、地元や東京からツアーで参加した人たちが新酒のロゼスパークリングワインを味わいました。
「すごくいい匂い」「舌触りが良くておいしい」「口に残ったときに清々しい感じがしておいしい」「微発泡なんで結構飲みやすくて果実味もしっかりしていて、とても良い仕上がりだと思う」
新酒ワインは赤と白、それぞれ300本限定で販売されます。