健康被害の訴え7件 小林製薬「紅こうじ」問題で山形県など設置の相談窓口に
小林製薬の「紅こうじ」をめぐる健康被害の問題で、山形県などが設置した相談窓口に健康被害の訴えが3日までに7件あったことが分かりました。
小林製薬の「紅こうじ」をめぐっては、これまでに全国でサプリメントを摂取した5人が亡くなり、177人が入院しています。山形県内でも腎機能の低下や急性腎障害を発症し、2人が入院しています。
問題を受け、県と山形市は今月1日に、県内5つの保健所に相談窓口を開設しています。
吉村知事は4日の会見で、これまでに健康被害を訴える相談が7件寄せられたことを明らかにしました。
吉村美栄子・山形県知事「4月3日時点ですが、7人の方から健康被害の疑いがある旨の相談がありました。医療機関を受診するようお勧めしているところです。健康被害以外の相談は3日時点で58件」
寄せられた相談の多くは「今は症状がないが心配だ」といったものや、着色料として使用されている紅こうじの安全性についてなどだということです。県がこれまで複数の小売店に聞き取り調査を行ったところ、小林製薬の紅こうじを使用した製品はすでに店頭から撤去されています。各保健所がこれまでの販売実績などを調査しています。