吉村知事「デフレ脱却に向け何ができるか」 新年度スタート県庁で訓示・山形
新年度初日の1日、県庁では吉村知事が訓示し、「デフレ脱却に向けて中央政府よりも現場に近い地方自治体として何ができるか一緒に考え、行動しよう」と幹部職員らに述べました。
新年度の訓示に先立ち吉村知事は辞令交付式に臨み、特別職で、企業管理者に就任した松沢勝志さんらに辞令を手渡しました。そして女性として初めて農林水産部長に起用された星里香子さんら部長級12人に辞令を発令しました。
星里香子農林水産部長「非常に気持ちが引き締まる思い。担い手確保が一番の課題。それぞれの分野で高齢化が進んでいる。就業人口も減っている。どういう風な形で進めていけばいいかしっかり考えて取り組んでいきたい」
この後、吉村知事は、特別職や部長級職員25人を前に訓示を述べ、日本銀行の利上げなど経済の動きをしっかり捉えてほしいと呼び掛けました。
吉村知事「デフレ完全脱却への最大の正念場だと政府が声高に発信し、物価と賃金の好循環を実現するとしている。中央政府よりも現場に近い地方自治体として何ができるか皆さんと一緒に考え行動していきたい」
また、吉村知事は今年度を「多文化共生元年」と位置づけ、言葉や文化が異なる外国人らと共生できる社会作りを進めていく考えを示しました。