退職金の受け取りを3期連続で辞退している吉村知事は1日、山形県議会の本会議で4期目の対応を問われ、「まだ考えが及んでいない」と述べ、従来の答弁を繰り返しました。

県議会の一般質問で自民党の相田光照県議は吉村知事に次のように、質問しました。

自民党・相田光照県議「残り任期が約11か月となった現在まだ明確にされていない4期目の退職手当をどうするのか改めて吉村知事にお伺いする」

吉村知事の退職金を巡っては2009年の1期目に「退職金の廃止」を公約に掲げて全額返上。2期目は当初、受け取る意思を示したものの、その後、撤回し、これまで、3期連続で受け取っていません。
そして1日、4期目の対応を問われた吉村知事は次のように答弁しました。

吉村知事「退職手当の取り扱いについてはまだ考えが及んでいない」

考えが及ばない理由について吉村知事は「物価高騰や人手不足など直面する課題が山積しているため」と説明しました。