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旧ソ連に抑留され重労働を強いられた98歳男性が体験語る「零下40度で綿が入っていない外套を着て・・」・山形 

2024年8月12日 20:23
旧ソ連に抑留され重労働を強いられた98歳男性が体験語る「零下40度で綿が入っていない外套を着て・・」・山形 

村山市で9日、平和のつどいが開かれ、戦後、旧ソ連に抑留された98歳の男性が、自らのつらい体験を語りました。
平和のつどいは、北村山地域の有志の市民や団体が、戦争のない世界を願って毎年開いています。この日は、庄内町に住む梅木忠雄さん(98)が自らの体験を語りました。梅木さんは終戦後、旧ソ連の現在のカザフスタンに3年間、抑留され、石炭掘りなどの重労働を強いられました。

梅木忠雄さん「食べるものはほとんどヒエとアワでした。どんどんやせ細っていく人が増えました。零下30度、40度になっても、綿の入っていない外套(防寒具)を着て炭鉱まで歩いて行った思い出がある」

梅木さんは「みんなで力を合わせて平和を築くことが願い」と語りました。

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