中国向け紙おむつなど日用品輸出落ち込みで…酒田港去年1年間の輸出入コンテナ貨物取扱量が過去5年間で最低に
山形県の酒田港から去年1年間に輸出入されたコンテナ貨物の取り扱い量は、前の年に比べ3割以上減少し、過去5年間で最低になったことが分かりました。中国向けの紙おむつなど日用品の輸出が大きく落ち込んだことが要因とみられます。
山形県のまとめによりますと、酒田港で去年1年間に輸出入されたコンテナ貨物の量は、20フィートコンテナ換算にして前の年より32・4パーセント減少し、9297個となりました。このうち輸出は、48.8パーセント減少の3675個。輸入は14.5パーセント減少の5622個でした。輸出輸入の合計貨物量は過去5年間で最も少なくなっています。
県県産品流通戦略課は「中国向け紙おむつなど日用品の輸出が大きく落ち込んでいる。中国国内で良質な紙おむつの生産が進んでいることが要因の一つではないか」と分析しています。