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【大相撲尾花沢場所】大関・琴桜が父・佐渡ヶ嶽親方の故郷で初取組 2500人が大興奮

2024年8月12日 20:17
【大相撲尾花沢場所】大関・琴桜が父・佐渡ヶ嶽親方の故郷で初取組 2500人が大興奮

地方巡業の大相撲「尾花沢場所」が11日、11年ぶりに開かれ、尾花沢市出身の佐渡ケ嶽親方を父に持つ大関・琴桜が初めて市内で取組を披露しました。
尾花沢市の「サルナート」で11日開かれた「尾花沢場所」には、横綱・照ノ富士、酒田市出身の十両・北の若ら、力士らおよそ190人が参加しました。
詰め掛けたおよそ2500人の観衆を前に、公開稽古や取組のほか、地元の子どもたちらを相手にした稽古も披露されました。
注目はやはり大関・琴桜です。父親の佐渡ケ嶽親方の故郷尾花沢市で、大関としては今回初めて、取組に臨みます。

大関・琴桜「尾花沢市は自分が幼少期を過ごした久しぶりの巡業で戻ってこられてすごく嬉しい」

会場では、琴桜の「髪結」も実演されました。琴桜は先月、最上や庄内を中心に大雨による大きな被害が出たことについて、次のように語りました。

琴桜「元気な姿を見せて良い成績を残して元気づけられたら、いい希望をもってもらえるような相撲を取っていきたい」

取組が始まると、人気力士たちが次々に土俵入りし、観衆を沸かせました。

そしていよいよ大関・琴桜と横綱・照ノ富士による最後の取組・「結びの一番」が行われます。

「押し出し」で琴桜が勝ち、会場は拍手に包まれました。

「たのしかった!」
「やっぱりテレビで見るのと違うので最高でした」
「みんなサインをもらうためにがんばって声を出していました」
「本物の琴桜を見られて嬉しかった。あまりにも迫力とか汗とかがすごかったのでこれからも琴桜を応援していきたい」

結城 裕 尾花沢市長「琴桜関にぜひ優勝を目指して次の場所をがんばってほしい。今回の大雨災害被災された方々になんとかこの尾花沢場所が、みんなの力になりますように祈りたい」

会場は、力士たちに声援を送る人たちの笑顔で包まれていました。

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