企業が抱える課題の解決に向けて、都市部で働く優秀な人材に副業として働いてもらう「スキルリターン」という取り組みが山形県内で始まりました。

「スキルリターン」は人材紹介サービスなどを手掛ける「パーソルキャリア」が県の委託を受けて26日からサービスを開始しました。都市部で働きながら自分の知識や技術を地方でも活かしたいと考える人材を「副業」という形で地方の企業とマッチングさせます。
都道府県単位での取り組みは鳥取県に続き全国2例目です。2019年から始めた鳥取県では他の取り組みも含めてこれまでに700人以上が企業とマッチングしたということです。また、26日付けで開設された特設サイトには申し込み先のほか、先行事例が掲載されていて、県内企業に浸透を図ります。

パーソルキャリア鏑木陽二朗執行役員「課題を感じている企業はたくさんあると思う。そういった企業から困りごとを情報収集して、能力を発揮したいという個人やプロの人材に機会を紹介してたくさんのマッチングを生み出していきたい」

パーソルキャリアでは今後、県内の企業と40件マッチングさせていきたいとしています。