小学校のグラウンドにイノシシ出没 10月に入り敷地内に足跡があり警戒中 山形・南陽市
27日午後、山形県南陽市の小学校のグラウンドにイノシシが出没しました。児童などへの被害はありませんでした。
イノシシが出没したのは南陽市の中川小学校のグラウンドです。南陽市や学校によりますと午後3時頃、グラウンドにイノシシ1頭がいるのを校舎の中にいた複数の児童や教員が目撃しました。
イノシシは体長およそ80センチほどで、まもなく東の方向に走り去ったということです。発見されたのは5時間目終了から6時間目開始までの休み時間で、当時グラウンドにはだれもはおらず、けが人はいませんでした。また、建物の被害などもありませんでした。
中川小では10月に入り、敷地内で足跡や草が掘り返された跡が相次いで見つかっていて、イノシシの出没を警戒していたということです。イノシシの出没を受けて、学校では全校児童26人をスクールバスで帰宅させたほか、今後の対応としてイノシシ除けのネットの設置やアラームの常設を検討しています。
また、南陽市はメールを配信し、周辺の住民に対し警戒を呼びかけています。