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まるで刀みたいな「サムライレンコン」 鶴岡市の大山上池と下池で収穫 園児たちが味わう

2023年10月10日 17:08
まるで刀みたいな「サムライレンコン」 鶴岡市の大山上池と下池で収穫 園児たちが味わう

渡り鳥の飛来地として知られる山形県鶴岡市の大山上池と下池では江戸時代からレンコンが収穫されています。このレンコンを10日、地元の園児たちが味わいました。

鶴岡市大山の大山保育園に持ち込まれたのは大山下池で獲れた全長3メートルほどのレンコンです。
水鳥の生息地として「ラムサール条約」に登録されている大山上池と下池は江戸時代から地元住民でつくる「浮草組合」が管理しています。毎年、9月中旬からコハクチョウが初飛来する10月上旬までの間、ハスの花の下からレンコンが収穫されます。
このレンコンを多くの人に知ってもらおうと「浮草組合」と地域住民、それに「鶴岡市自然学習交流館ほとりあ」が協力して、ことしから「サムライレンコン」と名付けてPRしています。

浮草組合田中 富雄組合長「レンコン採りの体験を数名にやってもらっていて体験した人が『手で上げてみたら刀みたい』だと。知名度を広めていくために名前を付けた方がいいと思ってサムライレンコンにした」

刀みたいに見えるという「サムライレンコン」。
地元の保育園に3キロが提供され、園児たちが給食できんぴらに調理されたレンコンを味わいました。

園児「めちゃくちゃおいしい」「食感がカリカリする」「甘い」

園児たちは横に15人並んだのと同じ、長さ3メートルのレンコンを、手に持って観察していました。

園児「重い!」「バナナとレンコンが混ざった匂いがする」

「浮草組合」はこのサムライレンコンを地元の小学校や児童館などにも提供してPRしていくとしています。

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