置賜地方の20代女性連れ去ろうとしてけがをさせた事件 主犯格の男を傷害罪で起訴
山形県外の男3人が置賜地方の20代の女性を車で連れ去ろうとしてけがをさせた事件で、主犯格の男が1日、傷害の罪に起訴されました。一方、共犯の1人は、不起訴処分となりました。
傷害の罪で起訴されたのは住所不詳の会社役員・菅原富士男容疑者(50)です。
起訴状などによりますと菅原容疑者は10月8日未明、置賜地方の20代の女性が帰宅した際に共犯の男らと共に女性の髪の毛や両腕などをつかんで体を引きずるなどし、車に押し込めました。女性はすきを見て車から逃げ出しましたが、菅原容疑者らに追いかけられて転倒し、首などに全治2週間のけがをしました。菅原容疑者と女性は知人関係で、2人の間にはトラブルがあり、ことし8月、女性が警察に相談していました。
また、共犯として逮捕されたほかの2人のうち徳島県徳島市の会社員の男(25)は傷害の罪で略式起訴され、1日付で罰金30万円の略式命令を受けました。一方、岐阜県飛騨市の契約社員の男性(44)については1日付で不起訴処分としました。山形地検は処分の理由を明らかにしていません。