個人情報保護法違反の疑いで書類送検 顧客情報悪用し女性を脅迫した元東北電力ネットワーク社員の男
顧客情報を悪用し、女性に性的な関係を迫るはがきを送った疑いで逮捕・起訴された東北電力ネットワーク元社員の男について、県警は21日、個人情報を盗んだなどの疑いで山形地検に書類送検しました。個人情報保護法違反で送検されるのは山形県内で初めてです。
書類送検されたのは山形県天童市鎌田1丁目の齋藤良弘元東北電力ネットワーク社員(54)です。齋藤元社員はことし8月中旬、勤務先の顧客情報を悪用して村山地方の20代女性に性的な関係を要求するはがきを郵送し脅迫した疑いなどで逮捕・起訴されています。その後の捜査で、齋藤元社員は去年12月からことし8月までの間、当時勤務していた会社から貸し出されたパソコンで、個人情報データベースにアクセスし、そこから得た数人分の個人情報を基に女性の自宅に卑わいな文書を郵送していたことが分かりました。警察はこの行為が自己の利益を図る目的で個人情報を盗み出した個人情報保護法違反に当たるとして21日、山形地検に書類送検しました。個人情報保護法違反で送検されるのは山形県内で初めてです。