大学入学共通テスト「静かな環境が保たれなかった」再試験対象に しかし希望者なし 山形大発表
1月18日に実施された大学入学共通テストの英語のリスニングについて、山形大学は22日、試験時間中の静かな環境が保たれなかったため、再試験対象の受験生が発生したと発表しました。対象者は34人ですが、希望者がいなかったため、再試験は行わないということです。
再試験の対象となったのは1月18日、県立鶴岡中央高校で実施された大学入学共通テストの英語のリスニングを受験した34人です。
山形大学によりますと試験時間中、1人の受験生がICプレーヤーを落とし機器に不具合が発生したと申し出ました。試験の監督者はこの場合、筆談で受験生とやりとりをしなければならないところ、口頭で対応しました。
これによって試験問題の一部が聞き取れなかったとほかの受験生の保護者1人から大学入試センターに連絡がありました。試験会場にはICプレーヤーを落とした受験生を除く34人がいて、大学では全員を再試験の対象としました。プレーヤーを落とした受験生は当日に再開テストを受けたということです。
再試験は1月25日ですが大学が受験希望の有無を確認したところ、希望者がいなかったため再試験は実施しないということです。