鶴岡市の土砂崩れから2年 地滑り対策工事が完了 県と市が住民に報告
おととしの大みそかに2人が死亡した鶴岡市の土砂崩れ現場の地滑り対策工事が終了し、27日、現地で県と市が住民に工事完了を報告しました。
鶴岡市西目でおととしの大みそかに発生した土砂崩れでは、住宅など31棟が倒壊し、2人が亡くなりました。現場一帯では去年8月から、県と鶴岡市が土砂の撤去や地滑りの再発防止対策を進め、26日、工事が完了しました。土砂崩れが起きてからまもなく2年となる27日、県と市が現地で住民に工事完了を報告しました。その後、亡くなった2人が発見された場所に皆川治市長と住民が花を手向け、黙とうしました。
金山自治会安倍 長一会長「亡くなった二人の笑顔も脳裏に浮かぶのでいまでも思い出される。安全性を最大限まで高めていただいた。県、鶴岡市、工事関係者に御礼申し上げる。」
工事ではおよそ7万8500立方メートルの土砂を運び出し、斜面をコンクリートで覆ったほか、土砂崩れの要因となった地下水の排水対策などを行いました。県は今後3年間、対策が機能しているか定期的に確認していくとしています。