記録的大雨で鶴岡市内の水田の約5%に冠水や土砂流入被害 山形県
先月の記録的な大雨によって山形県鶴岡市内の田んぼのおよそ5パーセント、430ヘクタールほどに冠水や土砂が流入する被害があったことがわかりました。
これは、鶴岡市やJAの関係者などによる会議で示されたもので、先月25日からの大雨によって、これから収穫を迎える水稲は市内にある田んぼのおよそ5パーセント、430ヘクタールほどが冠水・土砂流入の被害を受けたことが確認されたということです。
また、枝豆や大豆などについては、先月から例年よりも日照時間が少なく雨が多い天候となっているために品質や収量に影響が出ていることが報告されました。先月の大雨では市内にあるだだちゃ豆と枝豆、それに大豆の畑すべてで浸水・冠水被害が出たということです。大雨による鶴岡市内の農地の被害は91か所で総額4940万円に上るということです。
一方、農作物の被害は収穫後に判明することも想定されるため、被害総額は現時点でわかっていません。鶴岡市は先月7日以降に長雨や大雨で出た農業被害を対象に復旧にかかる経費の補助を行う方針で、8月30日まで市役所の農政課と各地域庁舎の産業建設課で相談を受け付けています。