破産した酒田市のマリーン5清水屋の債権者集会 エリアの再生プランに市や都市再生機構に協力呼びかけ
4年前の夏に破産した酒田市のマリーン5清水屋の債権者集会が3日開かれ、旧清水屋エリアの今後の再生プランに酒田市や都市再生機構などへの協力を呼びかけていく方針が示されました。
破産管財人弁護士は「再開発協議会が新たに酒田市と都市再生機構に呼びかけを行って一緒に事業をやってもらえるように働きかけていく。協議会単独での事業よりはより実現する可能性が高まったのではないかなと」
酒田市で開かれた債権者集会で破産財団側は、地元の経済関係者らでつくる協議会が提案した旧清水屋エリアの再生プランの実現性を探っていくため、去年12月を見込んでいた旧清水屋の土地と建物の〝不動産放棄〟を1年程度延期した事を報告しました。
そのうえで破産財団側は、協議会が提案する再生プランが具体的に固まってきた段階で酒田市や都市再生機構などに協力を要請していく方針を示しました。そして、建物を耐震補強して再利用する「リノベーション」など出来る限り費用が掛からない方法を模索していく考えです。
一方で旧清水屋の負債は〝不動産放棄〟の延期によってことしの固定資産税まで含めるとおよそ9億5千万円に増加する見込みです。次の債権者集会は6月9日に開かれる予定です。