大江町左沢 1時間当たりの降水量が観測史上最大53.5ミリ 白鷹町の一部地域に避難指示
7日の山形県内は村山や置賜を中心に雷を伴った激しい雨となりました。この影響で、最終日を迎える「山形花笠まつり」は、スタートを20分遅らせます。白鷹町では一部地域に避難指示が出されています。
祭りの実行委員会によりますと、祭りの開始時間は当初、午後6時10分でしたが、20分遅らせて午後6時半からスタートすることとなりました。
山形地方気象台によりますと、県内は温かく湿った空気や日中の気温上昇などの影響で、大気が非常に不安定な状態となっています。このため、村山や置賜などでは、午後から、所によって雷を伴う激しい雨が降っています。県と気象台は午後4時45分に、山辺町と朝日町、白鷹町に土砂災害警戒情報を発表しました。
さらに白鷹町は午後5時20分、町内の中山地区の154世帯に避難指示を出しました。
観測された1時間当たりの最大降水量は、大江町左沢が観測史上最大の53.5ミリ、西川町大井沢で43ミリ、米沢32.5ミリ、山形で14ミリなどとなっています。
気象台によりますと、7日夜にかけて予想される1時間降水量は多い所で50ミリとなっています。県内の雨は午後9時ごろには一旦弱まるものの、8日も午後から所によって雷を伴った激しい雨が降る見込みです。