4月は“記録的暑さ” 平均気温は観測史上1位「夏日」以上も最多13日 山梨県
4月に観測された「夏日」と「真夏日」は過去最多の計13日間で、平均気温は観測史上初めて17度を超えるなど記録的な暑さとなったことが30日、分かりました。
甲府地方気象台によりますと、4月の甲府の平均気温は17.1℃で、4月の平均気温として最も高かった1998年を0.5℃上回り、観測史上1位を更新しました。
また、最高気温が25℃を超える「夏日」と「真夏日」も計13日観測し、過去最多となりました。
気象台は例年より寒気の影響や放射冷却で冷え込む日が少なく、特に中旬以降は高気圧に覆われて晴れた日が多かったことなどにより、平均気温が上昇したとみています。
また、向こう3カ月も全国的に気温が高くなることが予想され、気象台は熱中症に注意が必要だと呼びかけています。
甲府地方気象台 田中智樹 調査官
「4月に夏日や真夏日が確認された。今後暑くなるという予想を考えると、早めに熱中症対策・予防を考えたり勧めたりすることが大切」
気象庁は山梨を含む関東甲信地方が来月9日からかなりの高温になるとして、高温に関する早期天候情報を発表して農作物の管理などにも注意を呼びかけています。