「一からやり直すしか…」トウモロコシ8000本が遅霜被害 10日の冷え込みで 富士河口湖の農園
5月10日の冷え込みで富士河口湖町の一部地域で遅霜が発生し、特産のトウモロコシが被害を受けたことが15日までに分かりました。
5月10日の県内は山中湖で氷点下1.5℃、河口湖では0.7℃まで冷え込みが強まりました。
この冷え込みで富士河口湖町大石地区で特産のトウモロコシを栽培する「おおさわ園」では約8000本の苗が遅霜の被害を受け、種のまき直しを余儀なくされました。
被害額は100万円ほどに上るということです。
おおさわ園では霜注意報を受けて10日未明に畑に水をまくなどしましたが、効果は限定的だったということです。
おおさわ園 大澤武園主
「最初はどこにもぶつけようのない思いもあったが、これも農業やっていれば起こることなのかなということでしょうがないし、また一からやり直すしかないという思いでいる」
県などによりますと、遅霜の被害は忍野村でも確認されていて、農家に葉に液肥をかけるよう指導したということです。