ハクチョウひな誕生 山中湖で氷点下1.5℃ 一日の気温差20℃以上に 山梨県
10日朝は山中湖で最低気温が氷点下を記録するなど厳しい冷え込みとなる一方、日中は気温が上がり、気温差が20℃以上となる寒暖差の大きい1日となりました。
こうした中、山中湖ではコブハクチョウのヒナが誕生し、訪れた人を楽しませています。
甲府地方気象台によりますと、10日朝の県内は大陸から寒気が流れ込んだ上、放射冷却が強まり、最低気温は山中湖で氷点下1.5℃を観測。
大泉で2.0℃、甲府で5.7℃などと、3月下旬~4月上旬並みの冷え込みとなりました。
一方で日中は気温が上がり、最高気温は甲府で25.5度と「夏日」を記録したほか、山中湖でも19.6℃を観測。
一日の中での気温差が20℃を超える所もある寒暖差の大きい一日となりました。
富士北麓では朝の冷え込みで農作物への凍霜害が確認され、JAなどが被害状況を調べています。
こうした中、山中湖では今年も湖のシンボルでもあるコブハクチョウのヒナが誕生し、訪れた人を楽しませています。
村によりますと、今年は湖畔の9カ所で白鳥のつがいが卵を温めていて、10日までに6羽のヒナの誕生を確認したということです。
担当者は「親鳥は警戒心が強く近づくと危険な上、ストレスを与えると子育てを放棄してしまう恐れがあるため、遠くからやさしく見守ってほしい」と話しています。