78年の歴史を演劇で披露 鰍沢中で「最後の学園祭」生徒減少などで来春廃校 山梨・富士川町
今年度で廃校となる富士川町の鰍沢中学校で14日、最後の学園祭が行われました。これまでの歴史を振り返り、思いをつなぐ…笑いと涙の一日を取材しました。
富士川町の鰍沢中学校は生徒数の減少などを背景に今年度で廃校し、来年度からは同じく廃校する増穂中学校と統合して「富士川中学校」が新設されます。
14日は鰍沢中学校として最後の学園祭「鰍朋祭」が開かれ、生徒が学校の歴史や1人ひとりの「思い」をテーマに様々な企画を披露しました。
午前に行われた「体育の部」では、リレーや玉入れなどで熱戦を繰り広げ、グラウンドには応援と歓声が響きました。
また、午後の「文化の部」では学年ごとに劇を上演。このうち、3年生は学校の歴史を教師や卒業生らに取材してオリジナルの脚本を作成し、78年に及ぶ鰍沢中学校の歴史をストーリー仕立てで披露しました。
学園祭のクライマックスは伝統のフォークダンス。甘酸っぱい青春の記憶を思い出しながら、楽しいひとときを過ごしていました。