“7本指”のピアニスト 西川悟平さんが演奏会「夢かなえる魔法」児童に伝える 山梨県
東京パラリンピックの閉会式でフィナーレを担当した“7本指のピアニスト”、西川悟平さんが17日、市川三郷町の小学校で演奏を披露しました。
ニューヨークを拠点に活動していた西川さんは将来を嘱望されながら、突然、ピアニストとしては致命的な指が動かなくなる難病に冒されます。
しかし、懸命のリハビリで右手5本と左手の2本、7本の指で演奏できるようになり、再起を果たしました。
現在は公演で世界を回る傍ら全国の小学校などを訪れ、夢を持ち続けることの大切さを伝えています。
17日は市川三郷町の市川東小学校を訪れ、「ノクターン」や東京パラリンピックの閉会式で演奏した「この素晴らしき世界」などを披露。
演奏に聞き入った子どもたちに「夢を具体的にイメージすること、それを口にし続けること、そして努力を続けること。これが夢をかなえる魔法だよ」と語り掛けました。
児童は
「演奏がきれいで、とても良い気持ちになりました」「海洋学者になって夢をかなえて、悟平さんに会いに行くために(夢を)口に出して言ったり勉強を頑張りたいです」
ピアニスト 西川悟平さん
「こういうことがしたくて頑張ってきたんです。だからきょうはとても幸せです。きょうは(夢をかなえる)魔法のかけ方を伝えて、ちょっとでも幸せな生涯を送ってほしいという気持ちでいます」
西川さんは「今後も子どもたちに向けた演奏会を続け、47都道府県を回りたい」と話しています。