8月31日夜、山梨県富士河口湖町の国道交差点の横断歩道で男女2人がレンタカーにはねられ、女性は死亡、男性は意識不明の重体となっています。警察はレンタカーを運転していた中国籍の女を現行犯逮捕しました。

　警察によりますと、31日午後9時ごろ、富士河口湖町船津の国道139号の交差点で、鳴沢村方面へ走行していた乗用車が横断歩道を歩いて渡っていた中国籍の男女2人をはねました。はねられた2人は甲府市内の病院に運ばれましたが、62歳の女性が全身を強く打ち死亡が確認されたほか、66歳の男性は腰などを骨折し意識不明の重体となっています。

　この事故で警察は、乗用車を運転していた中国籍で東京都練馬区の会社員、ヨウ・ギョウエン容疑者（27）を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。ヨウ容疑者は観光で河口湖を訪れていて、レンタカーに女性1人を乗せて運転していました。警察の調べに対し、「横断歩道で人をはね、ケガをさせたことは間違いない」などと容疑を認めているということです。

　現場は信号機のある交差点で、警察によりますと、目撃情報などからヨウ容疑者側の信号が赤だったとみられます。警察は容疑を過失運転致死傷に切り替え、詳しい状況を調べています。