犯人はサル?車のサイドミラー盗難相次ぐ 専門家「食べ物以外の持ち去り珍しい」山梨
山梨県北杜市で車のサイドミラーがもぎ取られ、盗まれる被害が相次いでいることが分かりました。目撃情報から連続盗難事件の犯人は“野生のサル”とみられ、地域住民が頭を悩ませています。
被害にあった人は
「被害にあった車はこれです。このサイドミラー、反対側もですがサルが引きちぎった感じです」
被害が相次いでいるのは、北杜市武川町黒沢の住宅街です。去年11月から今年10月までの間、3回にわたり軽トラックのサイドミラー計5個が盗まれました。被害にあった住民が警察に相談したところ、人が盗んだ可能性は低いとされた一方、付近ではサイドミラーで遊ぶようなしぐさをするサルの目撃が相次ぎました。
被害にあった人は
「これを修理するのも大変ですし、修理の間に買い物に行こうとしても車を走らせることができない不便さがあるので、非常に困った問題です」
また11月に入るとサイドミラーの盗難被害はさらに増え、25日までに軽トラックと軽乗用車のサイドミラー計3個が盗まれました。被害にあった男性は車にシートをかけるなどしていますが、対策には限界があると頭を抱えています。
別の被害者は
「住民ができる対策はこうやって守るだけ。積極的な対策はない。行政が我々と協力して、こういうことが起こらないようにしてほしい」
複数の専門家によりますと、サルが食べ物以外を持ち去る事案は全国的にみても珍しいと言い、サルによる人的被害は全国的にも増加傾向にあるとして注意を呼びかけています。
また、北杜市も「地域住民と連携した対策を模索していく」としています。