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「説明ない」不満も 約240台が5時間立ち往生 中央道トラック横転事故 山梨県

2024年4月23日 18:58
 「説明ない」不満も 約240台が5時間立ち往生 中央道トラック横転事故 山梨県

中央道で22日、大型トラックが横転した事故による通行止めは、23日未明に解除されるまで約10時間かかりました。

現場では約240台の車が5時間以上にわたって立ち往生することになり、中日本高速道路が対応に追われました。

事故は22日午後4時40分ごろ、韮崎市穂坂町の中央道上り線で鉄くずなどの廃材を積んだ大型トラックが横転し、道路をふさいだものです。

現場の道路上には約240台の車がいましたが、さまざまな事情が重なり立ち往生が長期化する事態となりました。

奥山記者
「 あちらではネクスコが救援物資を運んでいます」

事故から約4時間がたった午後8時。

中日本高速道路は高速道路の側道から道路上に立ち入り、車内で待機を続けるドライバーに支援物資を届けました。

スタッフは
「(Q食料配ってるんですか?)水と簡易トイレです」

その後、1時間ほどで片側車線が通れるようになり順次、立ち往生は解消しましたが、SNSでは「あとどれくらいなんだろう」「何の説明もない」などと、立ち往生したとみられるドライバーからの不満が相次ぎました。

中日本高速道路によりますと、立ち往生の解消まで5時間かかる事故はまれだということですが、今回のケースでは事故車両が大きく撤去に時間がかかったほか、廃材が散乱していたことや事故車両からの燃料漏れが確認されたことも、事故処理が長引いた要因だとしています。

また、一時は立ち往生した車を逆走させ、須玉ICから一般道に出す案も検討されましたが、大型車が転回するスペースが確保できなかったことや中央道の通行止めで一般道が渋滞していたことから、見送られたということです。

結局、通行止めは事故発生から約10時間後の午前3時に解除されました。

中日本高速道路によりますと、事故の原因は大型トラックのタイヤのバーストとみられ、警察が詳しい状況を調べています。

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