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自殺死亡率「全国ワースト」脱却へ 青木ヶ原樹海でドローン使い夜間パトロール開始 山梨

2024年9月18日 19:44
自殺死亡率「全国ワースト」脱却へ 青木ヶ原樹海でドローン使い夜間パトロール開始 山梨

 自殺死亡率全国ワーストからの脱却へ県が新たな試みです。「自殺の名所」というイメージが定着している青木ヶ原樹海での自殺者を減らそうと、ドローンを使った夜間パトロールが始まっています。

 警察庁によりますと、県内で去年1年間に発見された自殺者は過去5年で最多の215人に上り、人口10万人あたりの自殺死亡率は2年連続で全国ワーストを記録しています。

 こうした中、県は9月から自殺者が毎年多く確認されている青木ヶ原樹海で、ドローンを使ったパトロールを始めました。

 今回導入されたドローンは約150メートルの高さから半径1キロの範囲を360度見渡すことができ、体温を感知して撮影できる赤外線カメラも搭載されています。

 また、トランシーバーとスピーカーが搭載されたドローンもあり、山中で自殺が疑われる人を発見した場合、直接呼びかけを行うことが可能だということです。

県健康増進課 知見圭子 課長
「訪れた人をしっかり保護して、地域の方へお帰りになっていただく。樹海が自殺の名所という情報が地域の中で流れていたりするので、そういうところを払拭させたいという思いで取り組んでいます」

 視野が悪く危険も伴う夜間のパトロールは課題となっていて、県は今後、ドローンのみの自動運用も視野に取り組みを進めていきたいとしています。

最終更新日:2024年9月18日 19:44
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