県内の男女格差「ジェンダー・ギャップ指数」 政治分野で全国ワーストに 山梨県
3月8日は男女平等社会の実現を図る「国際女性デー」です。山梨県内の男女格差について分析した指標が公表され、政治の分野で全国ワーストとなりました。
ジェンダー・ギャップ指数は大学教授らでつくる団体が各都道府県の男女格差を4分野に分けて分析したものです。山梨は経済の分野で6位となったものの、教育は43位、行政は46位、政治は全国ワーストの47位で、去年の42位から順位を落としました。
県内の市町村長が全員男性であることや、女性の県議会議員が2人しかいないため政治に関する指数が低くなったとみられます。
山梨大学男女共同参画推進室の志村結美室長は、男女格差の解消に向け女性が働きやすい職場づくりとともに、女性側もより意欲を持って社会参加することが重要だと指摘しました。
一方、県の担当者は「中長期的な視点で取り組みを続けたい」としています。