MTBの聖地へ 荒廃した公園をリニューアルオープン 初心者向け7コース整備 山梨・市川三郷
荒廃が進み、利用者がほとんどいなかった市川三郷町の公園が6日にリニューアルオープンします。初心者向けのマウンテンバイクのコースを整備することで、町は県内外からの集客に期待を寄せています。
市川三郷町印沢の小高い丘にある市川公園です。敷地面積は約6.2ヘクタールと町内で最も広い公園で、10月6日にリニューアルオープンを迎えます。
佐藤記者
「公園には展望台もあり、誰でも景色を楽しむことができます。こちらにはマウンテンバイクのコースがあり、森の中を駆け抜けることができます」
公園内にはマウンテンバイクのコースが点在し、現在は7コースが完成しています。マウンテンバイクを使った地域振興に取り組む企業が整備を手掛け、初心者でも気軽に練習することができます。
公園を整備した「山守人」弭間亮さん
「町民に利用してもらい、親しみのある場所になってもらえればと思います。町外や県外さらには世界から、公園にマウンテンバイクで集まるような一つの拠点になっていけばと思います」
43年前に整備された市川公園は20年ほど前から、遊具も使えないほど草木が生い茂るなど荒廃が進み、利用者がほとんどいない状態が続いていました。そんな中、去年4月、近くの山に本格的なマウンテンバイクのコースがオープンしたことで、公園もマウンテンバイクを核とした集客施設として再生することになりました。
リニューアルにかかった費用はおよそ900万円で、指定管理者制度を導入することで、年間200万円かかっていた維持管理費の削減を図ったといいます。
市川三郷町政策推進課 渡辺元樹 主幹係長
「今までは木が生い茂っていてちょっと来るのも怖かったような所ですが、空が開けて明るくなったので、人を呼び込んで町のファンになってもらえたらと思います」
リニューアルオープンする10月6日には記念イベントも予定されています。