管理売春事件で元ホストら 被害女性をアパート玄関に居住 トイレ風呂使わせず 山梨
元ホストらが客の女性に繰り返し売春させた事件の裁判が20日始まり、検察側は被害女性をアパートの玄関などに住まわせ、トイレや風呂などの使用を禁じていたなどと明らかにしました。
元ホストクラブ店員、古明地流星被告(26)と交際相手の嘉村亜希被告(32)は去年12月から今年3月にかけて、ホストクラブの客だった県内の20代の女性を管理下に置き、不特定多数の客を相手に売春させた管理売春の罪に問われています。
初公判で2人は起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は2人が被害女性をアパート駐車場のレンタカー内や2人が住む部屋の玄関スペースに住まわせ、部屋のトイレや風呂、洗面所などの使用を禁じていたと明らかにしました。また、被害女性が逃げないよう位置情報共有アプリで常に行動を監視していたということです。
被害女性への要求は次第にエスカレートし、1日の売上げノルマは最終的に10万円に。約1か月間で89人と計107回売春させ、売り上げた100万円の大半を両被告が得ていました。売り上げが少ない時などは殴るけるの暴力をふるい、「罰金を科すぞ」と脅していたということです。
また、被害女性の話として「2人がしたことは本当に鬼畜だった。きちんと罰を受けて反省してほしい」などとする陳述書も読み上げられました。
次の裁判は来年2月3日に開かれる予定です。