“左手のないサル” 富士山周辺で目撃相次ぐ 福島から300キロ移動か 山梨
福島県から南下し、都内を経て静岡県などで目撃情報されている“左手のないサル”が19日から、県内で相次いで目撃されています。これまでに被害は確認されていませんが、見かけても近づかないよう注意が必要です。
森の中に駆けていく1匹のサル。よく見ると、左手の一部がな無いように見えます。
これは19日午後3時45分ごろ、富士吉田市内で撮影された映像です。実はこのサル、今年4月に福島県で目撃されて以降、都内や神奈川にも出没。各地で人と接触しながら南下を続け、12月16日に静岡県でも目撃されたサルとみられます。
同一のサルだとすると、福島から300キロ以上の距離を移動していることになります。
富士吉田市の富士山ミュージアムでは…
富士吉田市歴史文化課 布施光敏 課長
「自動ドアの前にサルが座り込んでいた。手首が無いような印象だった」
富士吉田市では19日時点で8件の目撃情報が寄せられました。
そして、20日午前にはお隣・富士河口湖町でも…
サルを目撃した人
「最初は窓越しにこちらをながめていて。まさか家の前にサルがいるなんて思ったら、すごくびっくりした」
富士河口湖町では20日、計9件の目撃情報があったということです。
市や町は防災無線で注意を呼びかけたほか、一部の小学校では集団下校をさせる措置をとったということです。
これまでに被害は確認されていませんが、各自治体は見かけても近づかないように注意を呼びかけています。