七五三の千歳あめ 袋詰め作業進む 厳しい残暑で「溶ける」苦労も 山梨・武田神社
子どもの健やかな成長を願う七五三の時期が近づいてきました。甲府市の武田神社では参拝者に配る「千歳あめ」の袋詰め作業が行われています。
千歳あめは細く長く、粘り強く成長してほしいという願いが込められた縁起物で、武田神社では3000袋を用意する予定です。袋詰めは9月の彼岸明けから始まりましたが、厳しい残暑であめが溶けてしまうため、作業に遅れが出ているということです。
武田神社 巫女 塩谷花笑さん
「あめは溶けやすく気候に左右されながら見極めるのは難しいが、お子さまだけでなくお父さまお母さまも一緒に召し上がってもらいたい」
武田神社によりますと、今年の七五三は日柄がいい11月17日を中心に混雑しそうで、約3000組の参拝客を見込んでいるということです。
武田神社 権禰宜 佐野浩一郎さん
「神社のあめは武田菱が入っている特別なものなので信玄公の力を分かちいただいて、みなさんに幸せになってもらいたいという気持ちで準備をしている」
千歳飴の袋詰め作業は10月いっぱい続きます。