大阪府咲洲庁舎に入るホテルの社長らが、別の会社の口座に資産を隠したとして逮捕された事件で、口座の名義をホテルと同じ名前にして、偽装工作していたことがわかりました。

　23日送検された「さきしまコスモタワーホテル」の経営会社の社長、誉田喜博容疑者（62）ら2人は昨年8月から9月、賃料の滞納による差し押さえを免れるため、宿泊代金約900万円を自身が管理する別の会社の口座に隠した疑いがもたれています。

　その後の警察への取材で、2人は口座の名義をホテルと同じ名前に変更していたことが新たにわかりました。2人は旅行予約サイトの運営会社に対し、宿泊代金をこの口座に振り込むよう依頼していて、振込先を変えることを不審に思われないようにする偽装工作とみられています。警察は他にも隠している資産がないか調べています。