×

【速報】ALS嘱託殺人 元医師・山本被告の控訴審が始まる 事実誤認として無罪を主張

2024年10月4日 11:35
【速報】ALS嘱託殺人 元医師・山本被告の控訴審が始まる 事実誤認として無罪を主張
山本直樹被告(47)

 難病のALSを患う女性に依頼され殺害した罪などに問われ、一審で懲役2年6か月の判決を言い渡された元医師の控訴審が4日、大阪高裁で始まり、元医師側は改めて無罪などを主張しました。

 元医師の山本直樹被告(47)は2019年、知人の医師・大久保愉一被告(46)と共謀して、全身の筋肉が衰える難病、ALSを患う林優里さん(当時51)から依頼を受け薬物を投与して殺害した嘱託殺人の罪などに問われています。

 一審で、山本被告は、大久保被告ひとりによる犯行だと無罪を主張しましたが、京都地裁は2023年12月、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

 山本被告はその後、控訴していました。

 4日、大阪高裁で始まった控訴審で、山本被告本人は出廷しない中、弁護側は事実誤認であり無罪だとした上で、有罪だとしても量刑が不当だと主張しました。

 また、被告人質問と大久保被告の証人尋問を請求していて、今後、大阪高裁が実施するかどうかを判断します。

 山本被告は、自らの父親・靖さん(当時77)を殺害した罪で懲役13年の刑が確定しています。

 一方、大久保被告は一審の京都地裁で懲役18年を言い渡された後、大阪高裁に控訴し改めて無罪を主張していて、控訴審の判決は11月25日に言い渡される予定です。

一緒に見られているニュース
読売テレビのニュース