大阪府摂津市の住宅が全焼し、女性1人が死亡した火事で、13日、焼け跡から新たに男性の遺体が見つかりました。この家には60代の夫婦が住んでいて、警察は身元の確認を進めています。

　警察と消防によりますと、火事があったのは、摂津市鳥飼西の木造2階建て住宅で、12日午前6時半ごろ、近くの住民から「建物が燃えている」と119番通報がありました。

　火は約5時半後に消し止められましたが、火元の住宅や両隣の住宅、合計約360平方メートルが焼けました。

　火元の住宅の焼け跡からは12日、女性の遺体が見つかっていましたが、13日午前、新たに1階の洗面所付近から男性の遺体が見つかったということです。この家に住む60代の夫婦と連絡がとれていないということで、警察が身元の確認を進めています。

　現場は大阪モノレール南摂津駅から東に約1キロほどの淀川沿いにある住宅街で、近くには大手化学メーカー「カネカ」の大阪工場があります。