開幕を目前に控えた「花の都」パリ。
　シャンゼリゼ通りにはオリンピックの幕がずらりと並び、凱旋門にはパラリンピックのシンボルが。オリンピックムードも否応なしに高まり、パリ中心部にあるオフィシャルショップも大盛況でした。

　足立夏保アナウンサー
「パリ五輪のオフィシャルグッズストアです。 本当に多くの方でにぎわっています。外にも行列ができていました。 あちらにはフリージュのぬいぐるみが、たくさん敷き詰められています。そして、パリ五輪はサステナブルということで、こういった水筒なども販売されています。非常に可愛らしいデザインです」

　どれもオリンピックの記念になるレアな商品が満載！足立アナが選んだのは…。

　足立アナ
「じゃーん！最終的にこのバスケのユニフォームにしました。可愛くないですか？ つい買ってしまいました。テンション上がっています」

　期待感と共に緊張感も高まっています。銃を手にした警官や軍隊が目を光らせ、会場周辺は物々しい雰囲気になっていました。
　開会式のスタート地点では…。

　足立アナ
「テロ警戒区域のため、完全に規制されてしまっていて近づくことができません。セーヌ川も見えません」

　大胆で独創的な開会式が期待されるオリンピック。パリではどんな演出とメッセージが打ち出されるのでしょうか。

◇◇◇

　（中谷しのぶキャスター）
　パリ2024オリンピックの開会式まであと10時間を切りました。厳重警戒が敷かれるフランスのパリ市内は今どうなっているのでしょうか？

　（足立アナ）
　こちらは金曜日の午前9時45分頃です。先ほどまで雨が降っていましたが、なんとか小雨になり、無事に中継ができています。気温は、日中は30℃近くまで上がるんですが、今は19℃ほどで、半袖だと肌寒く感じられます。

　今から10時間後に、いよいよパリ五輪が開幕するわけですが、開会式の舞台となるのが、こちらのセーヌ川です。後ろにはエッフェル塔が綺麗に見えています。

　エッフェル塔の隣にあるイエナ橋というのが、開会式のゴール地点となるので、その少し前からお伝えしています。
　開会式は、外から見えにくくなっている場所が多いですが、所々で装飾や仕掛けが見えるという感じで、通る人たちも、皆さんどんなことが行われるのかと写真を撮られている方も多くいらっしゃいます。

（Q、セーヌ川沿いにも観客席は設けられているんですか？）

　この場所には観客席は設けられていないですが、少し離れた場所には観客席がずらっと並べられていて、目の前には装飾のある建物があって、そこで何かサプライズなことがあるんじゃないかという話もあります。

（Ｑ、間もなく開会式ですが、警備体制に変化は？）

　昨日からパリ市内で取材をしていますが、空港の方からパリ市内に移動してきて、警備の多さには驚きました。今も奥の方に警察の方がいますが、街の至る所で警備をされています。

　また、道路は、タクシーの運転手の方も、想定外のところが通行止めになっていると話をしていて、私たちも10分以内で移動できるところが40分近くかかるということで、昨日も取材で2万3000歩歩きました。もうヘロヘロです。
　正直ちょっと不便だなと感じるんですけれども、やはりこういった街のど真ん中でパリ五輪をするというのは、それだけ大変なんだなというのは感じます。

（Ｑ、セーヌ川の水質が懸念されていますが、取材してどうですか？）

　目の前を流れていますが、特に匂いなどはないです。ただ、実際に近くで見ても色は深緑といったところで、ゴミもほとんど落ちていないんですけれども、やはり心配なのは雨です。1～2時間ほどずっと雨が降っていて、2時間ほど前よりだいぶ水量が上がってます。
　水量が上がると、下水も一緒に上がってきてしまうので、大腸菌の数値が基準を超えてしまうと、トライアスロンなどの競技に影響が出てくるのでは、といった心配の声も聞かれます。