滋賀県近江八幡市で、合宿中に野球チームの中学1年生の男子生徒の顔や腹を殴った上で、包丁を突き付けて「俺は平気で刺すぞ」などと脅したとして逮捕された野球指導者の男が、スポーツ施設を経営する男性にも包丁を向けて「殺すぞ」などと脅し、車内に監禁した疑いで再逮捕されました。

　監禁と暴力行為等処罰法違反などの疑いで再逮捕されたのは、近江八幡市の野球指導者・小寺学容疑者（43）です。

　小寺容疑者は2023年9月、市内のスポーツ施設の経営者に対し、些細な約束を守らなかったとして、包丁を腕に押し当てた上で「お前、何してくれてんねん」「殺すぞ」などと脅して車内に監禁し、足で蹴るなどの暴行を加えた疑いがもたれています。

　小寺容疑者は今年5月に行われた野球チームの合宿中、指導する男子中学生2人の顔などを繰り返し殴った上、包丁を突きつけ「刺したろか」「俺は平気でやるぞ」などと脅した疑いで逮捕・起訴されていました。

　小寺容疑者は中学生への暴行事件について、逮捕直後の調べに対し、容疑を否認していましたが、この捜査の過程で今回の事件が発覚したということです。

　調べに対し、小寺容疑者は容疑を認めていて、警察は動機などについて捜査を進めています。